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製品情報 2026-11-08 | 更新 2026-11-08 | TopCopilot Team

Word の対訳でレイアウトを保つには:実例ウォークスルー

はじめに

貿易、法律、学術の現場では、文書翻訳は日常の仕事です。従来は翻訳ソフトへコピーするか、Word 標準の翻訳を使います。どちらにも共通の問題があります。翻訳結果を文書へ直接書き戻せない。元の書式とレイアウトも保てません。

この実例で使う Word アドイン、TopCopilot AIは、その問題のために作られています。書き戻しは 2 種類です。

  • 直訳モード(Translation):訳文で原文を置き換えます。最終稿だけ必要なときに向きます
  • 対訳モード(Bilingual):原文を残し、訳文を下に挿入します。両方を照合するときに向きます

この記事で見るのは対訳モードです。Word で文書全体を開き、Start を一度押すだけです。表、チェックボックス、画像を含む全文が一度に訳され、訳文は対訳として元の文書へ入ります。表の枠、チェックボックス、画像、フォントとサイズはそのまま残り、段落ごとに選んだり、複数ファイルに分けたりする必要はありません。

アドインは主要な 14 以上の言語の相互翻訳に対応しています。以下は、簡体字中国語を英語に翻訳する例です。

1. どんな文書に対訳が必要か

動画で使っているのは、実際の貿易書類です。原産地証明書申請書(Certificate of Origin Application Form)。この種の文書には次の特徴があります。

  • 専門用語が多い:FORM A、FORM B、CO、FOB、CONSIGNEE、SHIPPER などの貿易用語
  • レイアウトが複雑:表、チェックボックス、画像、署名欄などが混在する
  • 対訳が必要:双方が同じ内容を照合できる

手作業なら少なくとも 30~60 分かかります。従来の翻訳ソフトは速い一方、レイアウトが丸ごと失われやすく、対訳にも対応しません。後片付けの方が時間を取ります。

2. 操作:文書を開いてから翻訳完了まで

手順 1:文書を開き、AI Assistant を起動する

図1:元の中国語文書

翻訳する Word 文書を開くと、上部のメニューに "AI Assistant" タブがあります。クリックすると、右側に AI Assistant パネルが開きます。

パネル上部の表示:

  • Full document(文書全体の翻訳)
  • Target language: English(翻訳先言語:英語)

手順 2:翻訳の設定

図2:翻訳設定パネル

クリックして "Advanced" 詳細設定を開くと、中心になる設定が 2 つあります。

WRITE-BACK(書き戻し)

  • Translation:直訳。訳文が原文を置き換える
  • Bilingual:対訳。原文を残し、訳文を下に挿入する

TRANSLATION STYLE(訳文のスタイル)

  • Translation font:訳文のフォント(既定は Times New Roman)
  • Translation size:訳文のサイズ(既定は原文に合わせる)
  • Translation bold:訳文の太さ(既定は原文に合わせる)
  • Translation color:訳文の色(既定色 / カスタム色)
図3:訳文スタイルの詳細

これらの設定で、訳文は原文と見た目で区別でき、文書全体の体裁と読みやすさは保たれます。

手順 3:翻訳を開始する

図4:文書をスキャン中

クリックして "Start" を押すと、アドインはまず文書構造をスキャンします。パネルには次のように出ます。

Scanning the document...

Don't edit the document during translation, or write-back may miss.

重要:翻訳中は文書を編集しないでください。書き戻し位置がずれることがあります。

手順 4:進行状況

図5:翻訳開始

スキャンが終わると翻訳が始まります。パネルの表示:

75 paragraph. Starting...

Translating...

この文書は 75 段落で、まとめて 1 回で処理します。下の進捗(10/75 → 35/75 → 60/75)は経過を見せるだけです。Start は一度だけです。段落ごとに選ぶ必要も、ファイルを分ける必要もありません。

図6:進捗 13%

翻訳が 75 段落中 10(13%) まで進むと、文書にはすでに対訳が出ています。

  • 中国語の見出しの下に、青い訳文が入りました "Application for Certificate of Origin"
  • 申請者の行の下に入ったのは "Applicant (seal):"
  • 宣言の行の下に入ったのは "The applicant solemnly declares:"

右のパネルは各段落を Src/Tr で示し、品質をその場で確認できます。

図7:進捗 47%

翻訳が 75 段落中 35(47%) まで進むと、表の翻訳も始まります。

  • 「船名と航海」→ "Vessel Name and Voyage Number"
  • 「輸送経路」→ "Transport Route"
  • 「輸入者」→ "Importer (CONSIGNEE)"
  • 「輸出者」→ "Exporter (SHIPPER)"
  • 「荷印」→ "MARK"

注意:文書内の画像(飛行機の絵など)はそのまま残り、翻訳でも上書きでも消えません。

図8:進捗 80%

翻訳が 75 段落中 60(80%) まで進むと、大半は終わっています。表の「送付先」「担当者」「電話」「費用」などにも英語訳が付いています。

手順 5:翻訳完了

図9:翻訳完了

わずか 14.8 秒で、75 段落すべてが終わりました。パネルの表示:

Translation finished — 75 paragraph shown, 14.8s

Done

文書の下部に通知が出ます。

  • "Bilingual text was inserted in this document"(対訳テキストをこの文書に挿入しました)
  • "This document can be translated images"(この文書にはまだ翻訳できる画像があります)。必要なら、続けて画像を翻訳できます

手順 6:対訳の結果を見る

図10:対訳モード

翻訳が終わると、パネルに "Display" 表示の切り替えがあります。

  • Bilingual(対訳):原文と訳文を同時に表示
  • Original(原文):原文だけを表示

対訳モードでは、中国語と英語が同時に見えます。

  • 中国語の原文は黒のまま
  • 英語の訳文は青
  • 書式、表、チェックボックスはすべて残る

手順 7:原文表示に切り替える

図11:原文モード

クリックして "Original" を押すと、文書は中国語だけに戻り、英語の訳文は隠れます。中国語だけを印刷したいときに便利です。訳文を消す必要はなく、表示を切り替えるだけです。

右のパネルには照合記録が残り、いつでも対訳に戻せます。

手順 8:訳文の色を指定する

図12:カスタム色の設定

既定の青が合わないときは、 TRANSLATION STYLE で Translation color を "Custom color"。

図13:カラーピッカー

色の見本をクリックすると、カラーピッカーが開きます。使えるのは次のとおりです。

  • パレット:グラデーションで選べる
  • RGB 入力:数値で指定する(例 R:165, G:52, B:3)
  • 16 進数:#A53403 などの形式
図14:カスタム色の結果

カスタム色(たとえば赤茶色)を選ぶと、文書中の英語訳はすぐにその色へ変わります。言語を区別したいときや、ブランドカラーに合わせたいときに便利です。

3. できること

機能 内容
全文翻訳 文書全体を一度に翻訳。段落ごとに選んだりファイルを分けたりしない(この実例は 75 段落)
対訳表示 原文を残し、訳文を下に挿入。中英を段落ごとに照合
書式の維持 表、チェックボックス、画像、フォントとサイズなど、元のレイアウトをそのまま残す
進行状況 パーセントと段落数を表示
訳文のスタイル フォント、サイズ、太さ、色を指定できる
表示の切り替え 対訳と原文をワンクリックで切り替え
表 表の中の文字も正しく翻訳できる
画像を保持 文書内の画像は壊れない
速度 この文書は 75 段落、833 語。全体で 14.8 秒

4. 向いている人

  • 貿易実務担当者:製品説明書、契約、通関書類などの貿易文書
  • 法律実務の方:法律文書や契約条項の対訳
  • 研究者:論文や文献の翻訳と対照読み
  • 翻訳会社:効率を上げ、書式を揃える
  • 企業の管理部門:社内文書の多言語版を作る

5. 使うときの注意

  1. 翻訳前にバックアップ:原文は壊れませんが、先に副本を保存してください
  2. 翻訳中は編集しない:書き戻し位置のずれを避ける
  3. 専門用語を確認:終わったあと、重要な用語は人が見る
  4. Glossary を使う:決まった用語集があるなら、先に読み込んで表記を揃える
  5. 画像翻訳:翻訳が必要な画像があるときは、「Translate images」を使う

6. まとめ

毎日 Word に向かう人にとって、役に立つ点は具体的です。元の文書の中で翻訳し、構造をできる限り保ち、対訳で照合できる。全体を組み直さなくてよい。

向いている場合:

  • 手元にあるのが本物の Word(.docx) ファイルである(貿易書類、契約、SOP、社内資料など)。
  • 必要なのが 対訳での確認、または訳文は欲しいが表、チェックボックス、スタイルを手で作り直したくない。
  • 下書きを急ぐ。今回の実例はおよそ 75 段落 / 833 語、14.8 秒。

向いていない場合:

  • 必要なのが 認証訳 / 法廷提出用 の訳文。AI の下書きに人が手を入れるなら使えます。AI だけで納品するのは向きません。
  • ファイルが PDF から Word へ変換した 結果で、レイアウトがすでに崩れている(重なったテキストボックス、壊れたスタイル、ページに貼り付けたように見える文字)。先に少し整えるか、翻訳後に目で確認する時間を取ってください。アドインは今の構造を保とうとしますが、悪い PDF 変換をきれいなレイアウトへ自動修復はしません。

要するに、送付時も書式が必要なネイティブの Office 文書向けです。認証訳と、PDF から Word にした崩れた版面には限度があります。事前にバックアップし、途中で編集せず、重要な用語は人が見てください。

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